愛知県指定の天然記念物である高師小僧。これは、酸化鉄のかたまりで、元々は植物の根や茎の周りに鉄分が付着して出来たもの。植物が腐敗してなくなり、褐鉄鉱(かってっこう)を主体とするかたまりになったものが高師小僧である。根や茎が元々あったという名残として、中央に穴があいているのが分かる。
全国で同じものは見受けられるものの、この辺りで多く産出されていることから高師小僧と呼ばれるようになった。「小僧」というのは、その形や、雨の後に立っている姿から名付けられたということだ。
高師台中学校の校庭が、高師小僧の標識地として県の天然記念物に指定されて保護されてきたが、道ばたに高師小僧を発見することも出来る。写真は高師台中学校。現在では、高師台中学校隣の浜池緑地も天然記念物に指定されている。