豊橋市民は、豊橋公園を大したモノではない、と思っているらしい。が、じつは一日中でもいられる公園なのだ。ここは、吉田城跡につくられた公園。豊川(とよがわ)を背に、本丸中心にして緑が広がっている。公園の中には、豊橋陸上競技場、豊橋球場、三の丸会館(お茶が飲める)などがあり、すぐ隣には豊橋市役所も建っている。豊橋公園は、豊橋市の真ん中にありアクセスもよく、かつ広い公園だということから、大きなイベントの開催地として何度も使われている。毎年、「豊橋まつり」のメイン会場となっているほか、「炎の祭典」「夜店」などでも使われている。(吉田城夏まつりや、昔むかしは、産業文化大博覧会も開かれた)
豊橋市役所側から豊橋公園に入ってしばらく行くと、花時計が見える。これは、1995年名古屋市と共同開催した「世界公園フェスティバル」の記念だ。周りには、犬の散歩をしている人たちなどがいるだろう。
しばらく行くと茶色の豊橋市美術館が見えてくる。この美術博物館は、「緑の中にある美術館」として美術家にも評判が良い。ある地元の有名な絵描きに言わせれば「都会の美術館の中で作品を見て感動しても、一歩外に出ると現実に引き戻されてしまう。だが、豊橋の美術館は外に出たあとでも、そこは周りが緑だからゆったりと出来、素晴らしい。」ということだ。かつて豊橋は、「全国緑の多い都市」で5本の指に入ったこともある(現在は不明)のだが、豊橋公園はそれを顕著に示しているだろう。美術博物館の周辺のみならず、なんと公園の中には121種の樹木が育っている。
豊橋公園の北側には豊川(とよがわ)が流れている。河岸に出ることもできるので、一度見てみるといいだろう。豊橋をはじめとした東三河の大事な河川である。
この公園には美術博物館、緑、川の他にもテニスコートがあったり、いろいろな揃っている。一日ゆっくりできる公園である。のんびり過ごしたい人に、とてもお勧めしたい。
- 駐車場/83台
- アクセス/豊橋市電豊橋公園前下車 又は、市役所前下車徒歩5分
- 勝手にオススメ度/