正式名称 豊橋鉄道東田線、略称 豊橋鉄道市内線。市民の間では、広く、"市電"の愛称で親しまれている。ここに走る電車の車両の多くはほかの会社から譲り受けたもので、名古屋鉄道や北陸鉄道からやってきている車両。新しく車両をつくるより、中古車両を使ったほうがはるかに安上がりということで、どの車両も豊橋で第二の人生を送っているわけだ。
しかし最近では、「ほっトラム」という愛称の新型車両を豊橋市や市民団体等からの資金援助により導入するなど、新しい試みも行っている。
しかし路面電車というと広島などが有名で、豊橋の名前はあまり知られてはいない。しかし豊橋市電は、知られていないぶん路線距離も短く(5.3km)、しかしガタゴトと、ゆっくり豊橋市民のように(?)走っている。
とはいっても豊橋の路面電車も、全国で唯一、国道1号線を走っていたり、また、電車の通る日本一の急カーブも豊橋市電だったり(井原電停の交差点)、地味に目立つ。また市民の足としては充分に活躍しており、車体全面に広告をペイントした全面広告は、地元企業から大人気で、広告掲載順番待ちだとか。いずれにせよ豊橋市電は、この町のシンボル的存在の路面電車なのである。
* さて、はじめて豊橋市電に乗る人のために、ここでちょっと乗車システムを解説しよう。豊橋市電は他の路面電車と同じようにワンマン電車で、運賃は先に払うシステム。乗るときは、はじめに前の扉から乗り、そこで運賃を払う。降りるときはバスと同じように、「降ります」ボタンをおして降りる。このときは、真ん中の扉から降りよう。
- 時間/6:00頃?24:00頃
- 料金/大人150円、小人80円(全区間均一)、一日フリー乗車券400円
- ウェブサイト/こちら
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