正式名称"豊橋総合動植物公園"、愛称は、"のんほいパーク"。「のんほい」というのは何だかやわらかい感じがするが、三河弁で、「あのね」という意味なのである。(豊橋のお年寄りは使うが、若者はつかっていない。)ここの園内には動物園、植物園、自然史博物館、遊園地があるが、その中心は動物園。その中でもメインとなるのがアフリカ園。動物達がサバンナを自由気ままに歩いている(サファリパークの様に、バスで渡るわけではないが)アフリカ園がどのような仕組みになっているかは、来てからのお楽しみ。この種の動物園にしてはなかなか画期的なやり方だと思う。アフリカ園の動物にはキリン、エランド、セーブルアンテロープ、シマウマ、トムソンガゼル、コフラミンゴがいる。
アフリカ園とは別の動物園エリアには、約160種900頭羽あまりの動物が生活しており、種類は多く、動物園の定番のゾウやライオンから、極地動物園にはホッキョクグマ、夜行性動物館ではツチブタなどが見られる。なかよし牧場ではヤギやヒツジなど、最近はあまり見られない動物を見ることができる。(なかよし牧場では、小さなこどもが実際に動物に触れることもできる。)また、のんほいパークは鳥類の飼育・繁殖に力を入れており、カワセミ、オオルリ、アオハズクなどは、ここが日本初の繁殖に成功している。
ここには動物園ゾーン以外に遊園地も設置されており、手頃な値段で利用できる。人気があるのは観覧車で、上にあがれば豊橋市内を通る新幹線や豊橋市街が一望できる。観覧車の他には、海賊船、メリーゴーランド、こども汽車などがあり、値段は100円?300円。わりと安い。
遊園地のすぐ横には展望塔もあり、地上40mの高さをほこる。最上階には展望喫茶があり観覧車からと同じく動物園の施設や豊橋市内が一望できる。
園内には豊橋市自然史博物館という施設もある。詳しくは豊橋市自然史博物館紹介のページを。
こののんほいパークの中で一番新しい施設が植物園。約2700平方メートルの温室は常夏の景をメインテーマに熱帯及び亜熱帯の山・里の植物を展示し、熱帯の雰囲気を演出している。屋外植物園もあり、郷土の森をはじめとして日本庭園、水生植物園、花木園、花壇とそれぞれ特色のある展示を行っている。
さて、この豊橋総合動植物公園へのアクセスだが、豊橋駅からのバスの本数は少ないので、二川駅からタクシーか、徒歩が無難だと思われる。今まで徒歩だとかなりの時間を要していたが、二川駅の改築で南口が新設されたことにより、のんほいパークへのアクセスは格段に良くなった。
- 時間/9:00?16:30
- 休館日/月曜及び、12/29?1/1
- 料金/大人600円、小・中学生100円
- 駐車場/1850台無料
- アクセス/豊橋駅から豊鉄バスのんほいパーク行き20分のんほいパーク下車。またはJR二川駅から徒歩6分
- ウェブサイト/こちら
- 勝手にオススメ度/