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普門寺(ふもんじ)

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豊橋の外れにある三河七御堂の一つ

奈良時代、行基によって開かれたとされる真言宗の寺。

727年、行基が船形山(この寺がある山)に登ったとき霊気を感じ、観音のお告げにより自ら聖観音立像を刻み、本尊として山頂に寺院を建立したことにはじまる。その後、平安末期に天台宗との勢力争いで荒廃したが、源頼朝の保護により、三河七御堂の一つとして、おおいに繁栄した。戦国期には、又 駿河の今川氏と田原の戸田氏の争いにより焼失したが、今川義元により、再興された。また、江戸時代には徳川幕府に手厚く保護されている。

木造四天王立像や銅経筒、銅鏡など重要文化財も多い。

ところで、東三河には行基がつくったとされる寺が多いことに気づく。豊橋市内にも、普門寺の他、赤岩寺、東観音寺、岩屋観音があり、田原町の長仙寺、豊川市の財賀寺、蒲郡市の長泉寺、宝陀寺がある。東三河にこんなにたくさんあるのはおかしい、これら全てに行基が関わっているというのは嘘だという見方もある。各寺院が行基信仰の広がりを利用し、行基の名を縁起に入れたのではないか、という説だ。 普門寺が本当に行基ゆかりの寺かどうかの真実は、定かではないものの、歴史が古いことは確かである。

  • 時間/4月、12月の第一日曜日の10:00?15:00に収蔵庫公開
  • アクセス/JR新所原駅下車徒歩60分、または豊橋駅からバス浜名本線新居行き大脇下車40分
  • 勝手にオススメ度/

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