リハビリ機能を備えた福祉一体型公園。身障会館の横にある。市民参加の街づくりの第一歩として、地域住民と豊橋市が協力して設計された市内の公園のうちの一つ。確か、二、三年前に整備したのだったろうか。もともと木が鬱そうと茂っていて暗い感じのする公園だったが、今はその影は微塵もなく、明るく整備された公園になっている。前項で紹介した仁連木城趾のある大口公園は、木がうじゃうじゃしていて、夜になったら不気味そうだなぁと思いながらうろうろしてみたが、この桜ヶ丘公園ではそんな感覚に捕らわれることはなかった。子どもが気軽に遊べる公園だ。
そういえばつい先日、中日新聞東三河版に載っていたが、この公園は「地域住民と協力して作られた公園」ではあるが、子どもを遊ばせる親からみると少々危なっかしい公園らしい。確かに昔に比べて明るい雰囲気にはなったが、公園の周りにフェンスを作らなかったため、子どもが公園のどこからでも道路に飛び出せてしまって危険だ、ということらしい。実際に子どもを遊ばせる親御さんたちは公園作りに関わってなかったのだろうか? いやはや、住民参加の街づくりといっても難しいものです。
ついでにもう一つ。ずっと前の広報とよはしに挟まってた文書に、豊橋市長と市内小学生との対談が載っていて、そこの対談のなかに桜ヶ丘公園についてのお話も出ていた。小学生が、「公園を明るくするために木を切ったけど、木を切ることはいけないと思う」というようなことを話していた。うーん、なるほど。