朝倉川にかかる橋。東田神明宮の北側すぐ近くにあり、青陵街道から一歩西側に入ったところに掛かる。住宅街の中にある静かな橋である。
この「お弓橋」には、古くからの言い伝えがある。んが、自分はこの「お弓」のお話を今まで三種類くらい聞かされているので、どれが本当の話なのかわからない(^^;。地元の人間じゃないので......。しかし、言い伝えというものはそのように変化していくものなのであろうか。
しかし、その三種類ともに共通することをここにあげてみれば。朝倉川の北側に住んでいたお弓さんという若い娘が、川の南側に住んでた男と恋に落ち、しかしその恋は親に反対されて成就せず、お弓は悲しみのあまり死んでしまった、という話。
あらすじだけ書いてみると、ひどくありきたりな話になってしまうのだが......。デフォルメバージョンで、「お弓の親と男の親は、仲が悪かった」「お弓が南側へ行くためにお弓橋を造らせた」「お弓は大雨で増水した朝倉川に身をなげた（朝倉川は増水するとすごい）」など、いろいろと話を聞く。どれが本当か（「本当」があり得るかどうか謎だが）、たくさんの地元の人に聞いてみたいところである。